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読んだものやおススメ本、読書のこつなどを書いてます。

2010.03.16

既読書:「30歳からの幸せになるキャリアの見つけ方」

少し前、いや正確には母親を亡くしてからというものワークライフバランスについてかなり考えるようになってきた。
中学、高校、専門、社会人と。
親とのコミュニケーションが崩壊していた自分。

最初の転職を機に、足の悪くなった母親から逃げ出すように東京にでてきた。
その頃は実家には両親と姉が住んでいたのでそれほど気にもしていなかった。

しかし、それから半年もしないうちに姉が突然結婚し、家をでていった。
残されたのは両親二人となった。

転職前から毎日毎晩 2時3時に帰宅しては廊下でごろ寝して不眠症と戦っていた息子の姿は、親からすると本当に心配だったろう。
親の心子知らず とか、大切なものは失くしてから気づくとかいうけどまさにそうだと思う。
私は、転職後も仕事で残業に明け暮れ、母親が病気になってからも結局2度しか見舞いに行かなかった。
手術ですら初めて立ち会ったのは最期の日だった。

なぜ自分はもっときちんと向き合わなかったのか。
大切な両親を実家に二人きりで残してしまい、寂しい思いをさせてまで自分は東京で何をしているのだろう・・。
何か親の喜ぶことをしてあげられただろうか。
そう考え、実家に戻ることとの葛藤にいつも悩まされている。

今では父親一人だ。
ごくごく当たり前の光景のようだが、そこにいたる後悔の想いはいまだに一人暮らしする自分に葛藤を生んでいる。
果たして、自分は帰省するべきか、何かを成すまでは帰省しても親は本心では喜べないのではないか?
など・・。

そうこう考えるうちに、自分は何がしたいのか。が、見えなくなってしまった。
昔は起業して、自分の作りたいソフトやシステムで社会貢献に繋がるものがしたかった。
踏み出せば済む話なのだが、本当に自分は仕事そのもの続けていたいのかと悩む。
社長業というのは、製造業であれなんであれ非常にハードワークだと思う。
人付き合いの部分に使う時間が圧倒的に増えるし、お金の面でも大変な作業量だ。
一度始めたら、おいそれとやめるわけにはいかない。

色々考えている間は、やらないほうがいい。
それが自分の持論。
でも、考える時間があるなら何を成したいのか。
30歳を越えた今自分がこれからできることとできないことが次第に見えてきている。
その中で、自分は何がしたくて何を成せるのか。
今回の休職中・・いや、もう休職と言うのもやめよう。
失業中の間に改めて考えてみようと思った。

新卒入社のときは、研修で自分のライフ設計書を書かされた。
1年ほど前たまたまそれを見つけたとき
「あぁ。自分は今は既婚で社長か・・。」
と、ギャップに少し苦笑いしてしまった。

今でも起業は考えている。
なぜならやりたくない仕事をやりたくないから。
ただそれだけのために起業できるほど甘くはないのは分かっている。
でも、起業は理想とのぶつかり間と思う。
起業人らしいスタイルというのがある。
いわゆる、それ系のネットワークや異業種交流会などに参加して・・みたいな。
でも、本当にそうなのだろうか。
それしかないのか?と、いつも疑問に思う。
それはやりたいことだろうか?
必要だから・・・そんなことでつづくのだろうか?

自分は何がしたくて、どんなキャリアとして、そして仕事として何を成し、将来の自分はどうありたいのか。
やはりその答え探しは終わらない。
そうおもい、昨年の今頃、何もする気になれずただ休職という実感だけを感じようとがんばっていた頃、そんな無気力な状態でも読めた本があります。

結局、前置きが長くなりました。
それが、今回おススメする書籍です。


30歳からの幸せになるキャリアの見つけ方―キャリアに勝ち負けはない

買ったきっかけ:
30歳を越えてしまった自分が今本当に何をしたいのかを見つけたかったから。

感想:
途中ででてくる、UH価値観カードは、エニアグラムにくらべてかなり簡潔ですが、的を得ていると思います。
自分の中の価値観と興味を分析し、そこからキャリアの方向性を導き、そのキャリアに必要な能力、対処術などを学ぼうという本ですが、その視点は途中までは良いと思った。
ただ、問題は、キャリアの方向性 以降の章についての項目。
キャリア探しは、13人の似たような興味・価値観の人を例にキャリアの方向性や向いている職種などを紹介しているに過ぎないし、キャリアに必要な能力としてEQ 一本で片付けてしまっているのはかなりどうなんだろう・・と思う。
EQ 自体知らない人には良いかもしれないが、EQ だけではどうにもならないことを理解していたらもはや絶句領域。
なので、基本的にビジネス書や自己啓発本をたくさん読んだ人にはさっぱり新鮮味はありません。
が、それを加味しても興味と価値観分析から入り、キャリア提起、EQによる自己啓発と進み、最期にキャリアビジョンを書いてみる。
というのは、まるでひとつの研修を受けているようで構成的には納得がいく。
ただし最終章のキャリアビジョンの章がまるでおまけのようなレベル。
全体的に浅いのは良いのだが、キャリアビジョン作成を目的に買ってしまうと物足りな過ぎるかもしれない。

おすすめポイント:
全体的には、読みやすい本です。
なぜ30歳 である必要があるのかの説明がほとんどありませんが、自己分析を行う際に必要なツールとして持っておくには良いと思います。

一応読むだけでなく、ワークも少しは入っています。
それを自分なりにエクセルなどでツール化しておけばキャリアの棚卸しや価値観、興味の再確認に活用できると思う。(私はそうしている。)
価格からしたらトテモ良いです。


30歳からの幸せになるキャリアの見つけ方―キャリアに勝ち負けはない

著者:高橋 俊介,植田 寿乃

30歳からの幸せになるキャリアの見つけ方―キャリアに勝ち負けはない


書評は辛口ですが、EQ をまったく知らない人や、~ であるべき思考から離れられず自己分析が難しい人、自己分析手法をひとつも知らない人にはとても良い本だと思います。
ただし、注意しなくてはいけないのが診断結果がさすものが何なのかの説明は13人のパターン解説から手に入れるしかありません。
そういった意味ではまるで占いのようで、こういう傾向があります論になっている。
逆を言えばそこから目指すべきキャリアを見つけだすのは自分の力であり、ほかの考えを付け足さないとできあがらない。
そもそもどういったキャリアにはどういったメリットデメリットがあって自分の価値とそれはあっていますか?
を、照らすものではなく診断した価値観などから自分で自分のキャリアを考えてね。って、本です。
そういった意味では答えがあるわけではなく、まぁやっぱり女性向けっぽい気もします。
男性は、いわれてみて「そうか!そうなのだ!」と思う人ってあまりいないし、そもそもエニアグラムとかは結局膨大な経験論から始まっている。
するとどうしてもそういった傾向でしかない。
それは仕方ないのだが、キャリアを見つける手助けになるかというとたぶんNGです。
でも、自分が今いる位置(地位とかではなく、立ち止まってみている景色)を分析するためのツールとして読むべき本かなと・・。
そういった意味では、自分・・何がしたいのだろう?を、自分・・・どんなことに興味があるのだろう・・。から導くというのはとても理にかなっている気がする。

あぁ・・29歳の壁というブログタイトルにふさわしい本を紹介してしまった。(笑